にぎわう「竹久夢二展」 郵政博物館
2024.09.16
うなじから清らかな色気が薫り立つ女性たちの美しさを描いた大正時代の画家、竹久夢二生誕140年を記念して郵政博物館で開催中の「―乙女たちの夢―竹久夢二展」が連日にぎわいを見せている。展示会に伴い、随時、講演会やワークショップも行われ、8月25日には「夢二研究会」の林健志副代表によるトークショーが開催された。
林夢二研究会副代表がトークショー
元郵政博物館の館長なども歴任した林氏は「夢二の人生は自由とヒューマニズムがポイント。東京に出てきた当初は自らも人力車を引っ張るなど苦労も多く、最初に描いたのは大変な人たちだった。逓信省が私製はがきを認めたのは1900(明治33)年だが、夢二は100以上の絵葉書集も出している」など、天才画家の知られざる人生を語り、来場者は熱心に聴き入っていた。夢二展は9月23日まで。(9月17日は休館)