ゆうちょ、5年もの定期金利を35倍に

2024.02.20

 ゆうちょ銀行は1月15日、5年もの定期貯金の金利を0.002%から0.07%(35倍)に引き上げた。定期預金の金利引き上げは2007(平成19)年6月以来16年半ぶりで民営化後初。

民営化後初 16年半ぶり引き上げ

 日銀が10月の金融政策決定会合で長期金利の操作について、1%を一定程度超えても容認する運用に切り替えた後、三菱UFJ銀行、三井住友銀行ほか大手地銀6行は11月に5年物の金利を0.07%とし、みずほ銀行は0.075%まで引き上げていた。
 ネットバンクはばらつきがある。1月時点で大和ネクスト銀行とソニー銀行は0.1%と、メガバンクや大手地銀6行より高いが、PayPay銀行や楽天銀行は0.02%を維持している。