全国初 〝駅一体簡易局〟が誕生
2024.02.16
仙台市のJR作並駅舎内に1月24日、「作並簡易局」が開局し、小野木喜惠子東北支社長、JR東日本の三林宏幸東北本部長、郡和子仙台市長らが開局セレモニーで祝福した。郵便局と駅の窓口業務の一体運営は全国2例目、簡易局では初となる。
東北支社×JR東日本 仙台市で
作並駅は昨年3月に無人駅となり、作並局は同年7月に一時閉鎖。再開を求める地元の声を受け、㈱芙蓉システム(粟野廣社長)が日本郵便、JR東から受託して実施する運びとなった。研修を受けた同社社員が、郵便・貯金・保険業務とともに乗車券類の販売、路線案内も行う。
芙蓉システム社員が局・駅業務担う
仙台市長「観光資源の新たな魅力に」
小野木支社長(写真左)は「地元の皆さまの期待を肌で感じられた。地域の発展へ役割を果たしていきたい」と意欲を示し、三林東北本部長(同中)は「駅を拠点とした活性化に貢献を」と述べ、郡市長(同右)は「重要な観光資源の作並の新たな魅力をアピールしていきたい」と喜びを見せた。
「仙台の奥座敷」といわれる作並は外国人観光客も増え、温泉やニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所もある。作並温泉旅館組合の岩松廣行組合長(同下)は「郵便局と駅のコラボはうれしい。我々もゆうパックをどんどん利用して盛り上げ、情報発信の拠点に」と期待を寄せた。