東海地方会女性会員代表者の集い
東海地方郵便局長会(勝又一明会長/全特理事/裾野岩波)は9月20日、「第4回女性会員代表者の集い」を開催した。講演者として招かれた㈱エスワイフードの山本久美社長は「チェーン店はどこも同じで面白味がないのが欠点だが、我が居酒屋チェーン『世界の山ちゃん』は〝究極の個人店〟を目指し、店舗ごとに自由度を与え、やりたいことをメニューを含めて任せている。郵便局も同じだと思う」と魅力あふれる局づくりに期待を込めた。人材育成やキャリアアップの思いに47人の女性局長が熱心に聴き入った。司会を名古屋市南部地区会の柘植祐之会長/名古屋鳴尾)が務めた。
郵便局も個々の魅力発信を!
勝又東海地方会会長
郵便局の商いの原点は、近江商人の売り手良し、買い手良し、地域良しの〝三方良し〟にあると思う。地域が潤わなければ、お声掛けしても財布のひもは固くなる。
地域を元気にするためにも地域に根差した地域活動が重要だ。郵便局だけでなく、お客さまやさまざまな団体や企業と共に潤う地域を創ろう。皆さんの行動次第で定住する方も増える。
人材育成も大事だ。局の雰囲気や社員の環境をつくるのが局長の仕事。勉強等のために自分にも投資し、世間のスタンダードと照らし合わせて理想の局長像を定め、目指してほしい。
防犯ルール違反のないよう報・連・相に徹し、社員には不安でなく、明るい夢と未来を語っていただきたい。
㈱エスワイフード 山本久美社長
【女性が家庭と仕事を両立するキャリアアップを目指すには】
以前、複雑な金融手続きで金融機関を回ったが対応してもらえず困った時、ある郵便局で社員の方が「役所に直接電話して対応させていただいたらできるかもしれません」と解決してくれた上、「お時間取らせてしまって申し訳ありません」とおっしゃった。感動し、その郵便局が大好きになった。手づくり感あふれる温かい局だ。
女性が管理職になるのは困難が多い。無理して倒れるようでは意味がない。自分のキャパを知り、できること、やらなければいけないこと等々、優先順位を付け、周りに協力を求めることも大事。
そのためにはコミュニケーションと感謝が大切で、感謝は言葉に出さなければ伝わらない。上に立つ人は、いばらず、おごらず、どならず。部下がその人のために働きたいと思える上司になれば、チームは強くなる。
グループ討議
討議後、グループごと8名の局長が発表。「昼休憩の在り方の検討」「敬老会参加やご高齢のお客さまの家族の方とも仲良く」「季節ごとに局の装飾を替える」「局周の清掃」「お手紙教室」「女性局長同士の話し合いの場を創出」等々、地域とのつながりをつくる方策や課題が挙げられた。
郵便局物販サービス
㈱ラフィーネインターナショナル
【ラフィネ化粧品等講座】
健康と美容の郵便局コスメ〝SOLOSOLO〟シリーズはリピーター率も多い。新商品「マヌカハニー」等のほか、10月から「ハニーソープ」や「ネイルケアオイル」が加わった。全商品が10月2日から来年3月8日までキャンペーンが展開される。
坪内良樹副会長
郵便局が持つ強みは〝人〟が対応することによる柔軟性や細やかな配慮。局長として仕事を続けていけることも局長会の素晴らしさにあると思う。
10年前と比較すると新入社員の多くが女性。女性局長の皆さんが社員をどう育てていけるかも未来への懸け橋になる。ぜひ、部下や社員の育成にも力を注いでいただきたい。