インタビュー 藪﨑智哉東京地方郵便局長会副会長(東京都東京北地区郵便局長会会長/北豊島二)

2025.10.24

 ――就任されて感じることは。
 藪﨑副会長 総合政策の担当でもあるのでさまざまな会議に東京を代表して出席することもあり、非常に緊張感を持った半年間だった。重責だなという気持ちに変わりはない。

地域との関係深める地道な努力を

 ――今、地区会として取り組んでいることは。
 藪﨑副会長 郵政事業に関連する不祥事等々にはやはり心を痛めている。防止するにはやはり職場でのコミュニケーションが大切だと思う。地方会の役職者から部会長までそれぞれ担当を決めて、生活の面や職場での課題など、ともかく一人一人に寄り添って、何か問題があれば相談に乗ることを心掛けている。おかげさまで当地区会では長く問題は起きていない。

 ――防災への取り組みについて。
 藪﨑副会長 東日本大震災の時、帰宅難民の方々が局の前を通り移動していた。そこで夜遅くまで局の電気をつけ、トイレなどを使ってもらった。
 地域の防災意識を向上させたいと自主的に局にハザードマップを置いたりもした。行政の方にも例えばハザードマップのQRコードをポストにプリントして「いつでもスマートフォンで確認できるようにしたらどうか」と提案もしてきたが、なかなか調整がついていない。

 ――東京の課題は。
 藪﨑副会長 地元に親しまれる郵便局を目指しているが、最近は地域との関係に無関心な住民も多くなり、難しい面もある。地域行事はもちろん、買い物は局周の店舗で購入するなど地域との関係を深める地道な努力が必要だ。