インタビュー 三重県簡易郵便局連合会 石垣明美会長

2024.04.04

 三重県簡易郵便局連合会の石垣明美会長(東員南大社)に、簡易局を未来につなぐ後継者問題や取扱業務の拡大などのご意見を伺った。

若い世代に向けた環境整備を

 ――簡易局の維持に向けた課題とは。
 石垣会長 若い世代が簡易局の仕事をやってみたいと思う環境整備が必要不可欠だ。三重県簡連は60局稼働しているが、受託者は50~60代が多く、後継者問題は深刻。
 窓口業務のデジタル化の推進をはじめ、住民票の写しや印鑑登録証明書などの交付も簡易局で取り扱えるようになることを希望したい。

 ――簡易局運営で心がけていることは。
 石垣会長 1993(平成5)年9月、移転した集配特定局舎を買い受け、開局。郵便局の仕事は未経験だったが、お客さまとの会話を大切にし、気持ちを込めた応対を心がけてきた。局舎の外壁をオレンジ、屋根をグリーンに塗り替え、「明るい」と好評をいただいた。
 季節ごとに飾り付けを行い、お客さま感謝デーを設けてお菓子を配布。気楽に立ち寄っていただける局でありたいと思う。

 ――地域活動について教えてください。
 石垣会長 社会福祉協議会の主任児童委員を務め、登校時のあいさつ運動、ショッピングセンターの見回り活動などのほか、高齢者見守りネットワーク事業の協力事業所としてもお手伝いをしている。
 笑顔を忘れず、何事にも一生懸命に取り組んでいきたい。