インタビュー 小林利行 中国地方郵便局長会専務理事
2025.01.23
中国地方郵便局長会の小林利行専務理事は直接対話を大切に、局長会の根をしっかりと支えている。
〝まずは、やる〟を前提に橋渡し
――中国地方会は支社との連携が良いように見えるのですが、どのようなことに留意されているのですか。
小林専務 〝現場・現物・現実〟と言われるように最前線の局長の皆さんが現場の状況をよく分かっているため、意見をしっかりと聞いた上で支社に伝えることを心掛けている。
支社はどうしても新しいことに対して慎重であるが、「まずは、やる」を前提に「どうすればできるのか」から考えていただくことをお願いしている。局長の皆さんの懸命な取り組みをしっかりと受け止め、支社との良好な関係構築のためにお役に立ちたい。
――組織団結のために取り組まれていることは。
小林専務 「何でも言える組織づくり」を目指している。末武晃全特会長が常々言われる「風通しの良い組織」がやはり一番だ。また、各種情報は迅速に各地区会等々、局長の皆さんへの伝達を心掛けている。最近の局長会会議はほとんど対面で行われ、かなり意思疎通もできていると実感する。
――中堅・若手や女性の局長育成に向けては。
小林専務 男女問わず、より働きやすい環境整備が必要だ。育児休暇は、局長になると管理者という立場上、取得しにくいのが現状。介護の問題も増えてくる。
中堅・若手を含めて、人材育成は「コミュニケーション」を大切に、対面での意見交換を重視し、後押ししている。デジタルの良いところもあるが、アナログならではの〝温かさ〟が伝わる形にできるとよいと思う。