新春所感 全国簡易郵便局連合会 山口博文会長
2025.01.19
昨年は、能登半島地震による災害が発生し大変な年のスタートとなり、9月には震災に追い打ちをかける豪雨災害が発生し、これらの災害に遭われた地域の方々に対し改めてお見舞い申し上げます。本年は、災害のない穏やかな年となりますよう心より祈念する。
簡易局に光を!手数料と窓口デジタル化
日本郵便の千田社長が就任されて、簡易郵便局にも明るい光が差し、昨年の簡易局誕生75年目の節目の年に、簡易局改革に向けた施策が動き出した。
全国の支社単位で、日本郵便本社幹部と簡易局長との第1回意見交換会が実施され、今年も第2回が実施される。簡易局のためのプロジェクト(簡易郵便局PT)も立ち上げられた。
本年は、全国簡易郵便局連合会役員との意見交換を通し、委託手数料体系の見直しを中心に郵便窓口業務のデジタル化等、簡易局の最重要課題解決へ、勝負の年と考えている。
地域と共に76年。簡易局は全国約2万4000の郵便局ネットワークのうち4000局を有していたが、そのうち400局ほどが一時閉鎖中。主に人口の少ない地域に設置されている簡易局は後継者不足等で一時閉鎖が増加傾向にあり、深刻な問題となっている。
歴史的な簡易局改革を進めている現在、一時閉鎖局対策を今まで以上に考えていかねばならない。簡易局も日本郵政グループの一員として、その役割を果たすよう、今年も努力していく決意である。