インタビュー 吉田敬広 四国地方郵便局長会専務理事
2024.12.29
四国地方郵便局長会の吉田敬広専務理事は、まさに縁の下の力持ちとなって、地域に密着した地方郵便局長会の活動を支えている。
〝結果〟よりも〝成果〟を残そう
――四国地方会で取り組まれてきたことを伺えますか。
吉田専務 専務理事として4年目を迎え、当初から取り組んできたのは、七つある専門委員会の活性化だ。担当理事とは別に「リーダー・サブリーダー」を設置し、3名体制で運営を開始した。
その際、「〝結果〟よりも〝成果〟を残そう」との思いを伝えさせていただいた。目標に向かってどう頑張れたか、数字以外に自分の行動の軌跡も残る。その後、年間スケジュール作成や各専門委員会で発表会も開催し、着実に成果を積み上げている。
中堅・若手会員の育成も柱の一つ。昨年は各地区の代表・副代表らと会議を行い、自分たちのやりたいことや課題を抽出した。その中、横のつながりが欲しいとの声が多く上がった。それを受けて、県単位で中若会員の研修を実施。自分たちで一切を企画・運営し、大変有意義だったと聞く。
――四国地方会の強みとは。また、心掛けていらっしゃることは。
吉田専務 地区会数が11とコンパクトなこともあり、団結力は強いと思う。今後は専門委員会と中若の取り組みをステップアップし、女性会員の育成にも注力したい。
就任2年目からは、四特総会での議案書は重点項目を5項目に絞り、具体的に実行できたのかどうか、成果を後追いするよう心掛けている。
何より、重要なのはコミュニケーションだ。局長会でも、お客さまとも、社員の方とも、コミュニケーションは必要。地域密着型のエリマネ局の伝統を守りつつ、「礎」に「不易流行」とあるように、時代に合った変革にも挑戦していきたい。