新春所感 ゆうちょ銀行 池田憲人社長

2024.01.17

 「令和6年能登半島地震」のお見舞いを申し上げます。本年も成長を牽引する三つのビジネスエンジン(収益基盤)を柱に、「地域になくてはならないユニークな銀行」を目指していく。第1のエンジンである「リテールビジネス」では、リアルとデジタルの相互補完を通じたお客さま本位のビジネス戦略を推進。全国津々浦々のネットワークを維持しつつ、店舗での丁寧なご案内を通じて、全てのお客さまがご利用しやすいデジタルサービスの提供を進める。

全国ネットワークで資産形成サポート

 特に、「ゆうちょ通帳アプリ」等を起点として、お客さまに最適なサービスをご案内することで、お客さまの利便性をさらに高めていく。
 また、本年1月から新NISA制度が始まり、「貯蓄から資産形成」への流れが本格化する。「分かりやすい商品」を前提にラインアップの拡充を図り、お客さまの資産形成をサポートしていく。
 第2のエンジン「マーケットビジネス」では、国際分散投資を通じた外国証券などのリスク性資産に投資を振り向ける「運用のパラダイムシフト」を推進。国内長期金利の上昇局面を捉え、日本国債等による円金利ポートフォリオを再構築し、収益の拡大を目指す。
 第3のエンジン「Σビジネス」では、引き続き、地域金融機関を含む多様な事業者の皆さまとの連携・協業を通じた「共創プラットフォーム」の構築により、共に新しい価値を創造し、社会と地域の発展に貢献していく。
 本年もお客さまと社員の幸せを目指し、社会と地域の発展に貢献し、投資家、株主の皆さまの期待に沿う、当行のパーパス実現に向け、全社員が一丸となって、ビジネス展開を進めてまいる。