岡田地方創生大臣 データ分析で〝真珠の菓子〟実現

2023.05.20

 岡田直樹地方創生大臣は4月28日の記者会見で、郵湧新報の「『地方創生☆政策アイデアコンテスト2023』への期待は」との質問に対し、「内閣府では、地域経済分析システム(RESAS)を使って、データの力で地域を元気にする政策を考える同コンテストを、2015(平成27)年度から毎年度開催している」と説明。

データに基づき社会課題解決や魅力を向上

 また、「先日、21年度のコンテストに出場した愛媛県の松山東高等学校の生徒さん方が訪ねられ、地元の真珠(パールパウダー)を用いたお菓子の商品化が実現したとの報告をいただいた。これは、RESASで地元の水産業の状況を調べて、その課題解決を探った結果、地元の真珠を用いたお菓子の商品化が実現したということだ。若い方々がふるさとを良くしたいという思いを持って、地方創生に取り組む姿に触れて、大変頼もしく、心強く感じた。こうしたデータに基づく地域の社会課題解決や、魅力向上の取り組みの広がりは、大変重要であり、今後も地域経済に関するデータの利活用の拡大を通じて、地方創生の推進に取り組んでまいりたい」と意欲を示した。