金子総務大臣 記者会見

　金子恭之総務大臣は12月10日の記者会見で、記者団の「マイナポイント新事業の進捗は」との質問に対し、「１月１日から新規でカードを取得された方などに最大5000円相当のポイント付与を改めて開始する。自治体に方針や実務上の留意点等をお知らせした。健康保険証利用や公金受取口座の登録に伴うポイント付与の制度設計は、厚生労働省、デジタル庁と連携し、早期に開始したい」と意欲を示した。

局の行政事務拡大に期待

　郵湧新報の「郵便局との車座の感想と、人口減少地域などで行政事務受託やコンビニとの新しい形の連携も出ているが、事業の在り方への所見を」には、「地方経済の疲弊やデジタル化、新型コロナ感染拡大に対応する現場での苦労や課題なども伺った。対話を通じ、郵便局が地域で果たす役割の重要性を改めて認識。特に行政事務包括委託は現在、全国14自治体にとどまるが、住民サービス向上と自治行政改革の両面でメリットがあると聞き、過疎化等に直面する他地域でも広がることを期待したい。郵便局は自治体や地元企業等々と連携を図り、地域でこれまで以上に積極的な役割を果たしてほしい。総務省も地域の重要な生活インフラとして、しっかり支援したい」と語った。