郵便局に「おでかけ図書館」

2021.10.27

 地域と連携し、郵便局を活用する新しい形が各地で始まっている。高知県香美市の永野局(吉村淳子局長)と安丸局(山﨑和也局長)では、市立図書館(門脇真里館長)と連携した「おでかけ図書館」が好評を博している。

市民の憩いの場に 高知・香美市

 2年前から開設した永野局では、健康、料理などの雑誌や書籍が常時100冊ほどずらりと並ぶ。2カ月ごとに入れ替わり、配本のリクエストも可能だ。花や植物が飾られた同局内は明るい雰囲気で、お目当ての本を見つけたお客さまとの会話が弾む。同図書館は郵便局を含む市内28カ所で開設されており、借りた本はどこでも返却できる。
 吉村局長は「月に40~50冊の利用があり、お客さまは楽しみに来局される。地域の憩いの場となれればうれしい」とニッコリ。