「郵便年賀.JP」公開
環境に優しい紙で作られた2022(令和4)年用年賀はがきの販売開始に先立ち、8月31日、前年に約3億回アクセスがあった特設サイト「郵便年賀.JP」が web上で公開された。アクセスすると「誰かを想う日がやってくる」などの言葉が目に飛び込み、多数の寅年年賀はがきが紹介されている。1000種以上のテンプレートを無料で年賀状づくりに活用できる「はがきデザインキット」は11月の発売と同時に公開予定。9月1日からは郵便局で印刷サービス等の申込受付も始まった。
誰かを想う日がやってくる
郵便局窓口では年賀はがき販売開始に先立ち、9月1日から年賀状印刷サービスと宛名面住所の印字サービス申込、喪中はがきの印刷サービス申込の受け付けを開始した。11月1日に発売となる年賀はがきそのものは、局窓口だけでなく、郵便局のネットショップからも購入可能だ。
寄付金付絵入り年賀はがきは「竹林と虎張り子」の全国版と、各地方の風物詩28種の「地方版」を発行。初の「シール式年賀切手」も発行し、11月から1枚単位で局窓口にて販売される。
お年玉賞品の1等賞品は「現金30万円」「電子マネーギフト31万円分」のほか、新たに「21年用に発行した約70種類切手セット+現金20万円」が加わり、3種類から選べる。各種絵柄を印刷する「お手軽年賀はがき」も毎年好評。
法人向けサービスはダイレクトメールとして年賀はがきを活用する企業が多く、年賀タウンメールは住所リストがなくても一定エリアにピンポイントで配達できる。年賀はがきにロゴを入れる企業も多いため、日本郵便はオリジナル年賀はがき作成サービスも提供。通年で運用する法人向けサイト「はがきのDM(ダイレクトメール)」に〝年賀用コンテンツ〟が準備された。
人気の高い「ディズニーキャラクター年賀」は今年、「ディズニーカラー年賀」も発行。寅年にちなみ、くまのプーさんに登場するトラのキャラクター「ティガー」をデザインした年賀はがきもお目見えする。
日本郵便切手・葉書室の西村哲担当部長はオンライン記者会見で「日本郵便は『手紙の書き方体験授業』にも地道に取り組んできた。コロナ禍では、実際に会えない方に手紙やはがきを書いたり、絵を描いて贈ったりする郵便利用がけっこう増えているとも聞く」と語った。