地域づくり等の施策も検討　金子国交大臣就任会見

　金子恭之国土交通大臣は10月21日の就任会見で、記者団の「高市首相から指示があった経済対策にどのようなことを盛り込む方針ですか」との質問に対し、「防災・減災、国土強靭化の取り組み、地域交通をはじめとする地域の基幹産業の活性化や戦略分野の官民連携投資等のご指示を踏まえ、国民の安全・安心の確保、持続的な経済成長の実現、個性を生かした地域づくりと持続可能で活力ある国づくりの観点から盛り込むべき施策の検討を進めている」と答えた。

タクシーと日本版ライドシェアについて

　「ライドシェア全面解禁の考え方を」には「大阪関西万博の開催期間中の移動需要の増加に対応するため、大阪府、市、大阪タクシー協会と協議した上で、タクシーと日本版ライドシェアについて大阪府域全域で24時間運行可能とした。
　有償で旅客を運送するサービスは①適切な運行管理、車両整備、管理によるドライバー、車両の安全の確保②事故が起きたときをはじめとした運送の責任の主体を誰が担うのか③ドライバーの適切な労働条件の確保――の３点が重要。
　タクシーが不足する地域、時期、時間帯に不足分を地域の自家用車や一般ドライバーで補う制度の日本版ライドシェアの配車アプリのマッチング率はおおむね95％を超える高い水準を保っている」などと説明した。