オリジナルフレーム切手「大妻コタカ先生 生誕140年」を販売開始

2025.07.02

 中国支社(砂孝治支社長)は6月16日から、オリジナルフレーム切手「大妻コタカ先生生誕140年」を販売開始した。同フレーム切手は、広島県世羅郡三川村(現・世羅町)出身の教育者であり、大妻女子大学の創立者である大妻コタカ先生の生誕140年を記念して作成したもの。<写真前列左から、備北地区連絡会の尾原夏紀統括局長(庄原板橋)、升行真路世羅町総務課長、奥田正和世羅町長、島崎憲子大妻女子専門学校同窓会会長、渡邉悦雄副統括局長(東城)、後列左から、栗原早苗世羅部会副部会長(三川)、五十嵐愛地区連絡会損益・人事担当調整役、吉崎展吉世羅部会長(甲山)、梶川忠伸津久志局長>

奥田町長「世羅の先輩を次世代に伝えるきっかけに」

 20日に世羅町役場で開催された贈呈式には、奥田町長、島崎会長、尾原統括局長らが出席。尾原統括局長は「ここ世羅の地から、日本の女子教育の礎を築かれた『大妻コタカ先生』のご功績を広く紹介し、後世に伝えていきたい。本フレーム切手を通して大妻コタカ先生ゆかりの地である世羅町の魅力も発信していく」と強調し、奥田町長は「教育面で素晴らしい活躍をされた世羅の先輩について知り、次世代に伝えるきっかけになれば」と謝意を表した。
 切手のフレームには、感謝の額と百合のイラストを使用し、切手の題材には「毎朝心に誓っていた言葉」や、「旧大妻女子専門学校跡地の石碑」「夫大妻良馬氏(42歳)とコタカ先生(29歳)」「勲三等宝冠章を受章(80歳)」など、大妻コタカ先生の生涯と歴史的背景が伝わる写真で構成されている。
 特に切手の題材の中でも「生家の近くにある大成龍神社」は、出世神社として有名。この神社のご神体は大きな石で、明治時代にお宮の合併で合祀されたのを「小さな祀でもよいから、移してほしい」とのお告げにより、大妻コタカ先生が土地を求め祀を建てご神体を移してお祀りした、というゆかりの神社でもある。
 同フレーム切手は、1シート(110円切手×5枚、85円切手×5枚)1700円(税込)で、広島県三次市、庄原市、世羅町、神石高原町の全局および上下局、吉野局、諸田局(計73局)で限定400シートを販売。