「ぽすトランク」沖縄・牧志局に
沖縄支社(金城努支社長)は3月21日から郵便局の空きスペースを活用したレンタル収納サービス「ぽすトランク」を那覇市・牧志局(神里政人局長)2階会議室スペースで開始した。無人で稼働し、24時間いつでも荷物の出し入れができる。全国2例目で、エリマネ局では初となる。
エリマネで全国初 新規ビジネス展開
同日のオープニングセレモニーで金城支社長は「この取り組みは、弊社の新たなビジネスモデルを創設しようと立ち上がった『うちな~郵政変革塾』メンバーの発案により、郵便局の空きスペースを活用したレンタルスペース化のアイデアを生かすもの。より幅広い層のお客さまの郵便局ご利用につながるとともに、那覇市国際大通り商店街振興組合の皆さまの利便性向上に寄与できるものと期待している。沖縄県内の郵便局においては、お客さまと地域社会の幸せを第一に考え、『うちなーんちゅの幸せ』に貢献することを目指すべき姿として掲げ、社員全員が共通意識の下で、取り組んでいる。『うちなーんちゅの幸せ』へのさらなる貢献に向けて、地域の皆さまとのさらに連携していきたい」と意欲を示した。
神里局長は「牧志郵便局は1950(昭和25)年11月に開局し、1985(昭和60)年3月にこの場所へ新局舎を建て、今日に至っている。この間、多くのお客さまにご利用いただき、また、地域の皆さまからもご支援をいただきながら、各種サービスを提供してきた。本日から新たに、当局2階会議室を活用した『レンタル収納サービス』をお客さまへご提供できる運びとなった。大変身が引き締まる想いであると同時に、郵便局で新しいサービスをお客さまへご提供できることに喜びを感じている。郵便局はお客さまの生活基盤を支える社会インフラとしての役割を担っており、これからも、地域の皆さまから選ばれる存在である続けるよう、丁寧なサービスを提供してまいりたい」と笑顔を見せた。
那覇市国際大通り商店街振興組合の大田誉理事長は「当組織は1987(昭和62)年6月に発足し、国際通り沿線を中心に約100店舗で構成している。国際通りは『奇跡の1マイル』と呼ばれており、那覇市の戦後復興のシンボルとなった。現在は毎週日曜日の午後に、一般乗用車の通行を禁止して歩行者優先道路とし、歩車共存通りとしてストリートパフォーマンスやオープンカフェ等、各種イベントを開催している。また昨年6月から『那覇国際通りストリートビジョン』という名称で、国内最大規模となる98台の屋外デジタルサイネージを開始した。これにより観光やイベント、防災情報、商業広告など、地域の多彩な情報を発信することができるようになった。本日、牧志郵便局会議室を有効活用した『レンタル収納サービス』が提供されることとなり、また、新たなお客さまをお迎えできることとなった。郵便局は全国津々浦々にあり、お客さまの生活基盤を支える社会インフラとしての役割を着実に果たしており、牧志郵便局も引き続き地域から愛され、お客さまから選ばれる存在となりますよう祈念する」と期待を寄せた。