皆で暮らし守る「おたがいマーケット」第2弾

2024.12.04

 日本郵便、山形県山辺町、イオン東北は10月1日から山辺町作谷沢地域にて、郵便局と配達ネットワークを活用し、「イオン東北ネットスーパー」の商品を購入可能とする共助型買い物サービス「おたがいマーケット」を導入中だ。(写真上は、ぽすちょこ便への積み込み)

山形県 日本郵便×山辺町×イオン東北


商品が届いてニッコリ

 郵便車両の余積に生鮮食品や冷凍食品等も乗せる山形発の「ぽすちょこ便」で、通常の配達導線を走りながら受け取り先に複数注文分をまとめて配達。輸送コストを抑え、人口減少地域での持続可能なサービス「おたがいマーケット」の奈良に続く第2弾となるもので、11月29日まで2カ月間試行導入する。

 作谷沢局の高橋渉局長(写真上)は「『みらいの郵便局』に向けた取り組みの一環として日本郵便DX推進部の企画で始まり、標高500㍍~600㍍にある作谷沢地域を舞台に、『おたがいマーケット』が展開されている。地域内に金融機関は郵便局しかない。若い住民の方は山形市や山辺町に勤める方が多く、帰宅時に買い物ができるが、ご高齢の方は週末に家族で買い出しに出かけないといけない。今のところの『おたがいマーケット』のご登録者は、日頃郵便局を利用される方を中心に18人(11月1日時点)。将来は皆、年を取って車も運転できなくなるため、若い方などにもサービスを知って試していただけたら、と思う」と話す。