第15回全国女性局長の集い 6年ぶり 400人が仙台に
第15回「全国女性郵便局長の集い」が10月18日、宮城県仙台市で6年ぶりに開催され、約400人の参加者を全国郵便局長会の末武晃会長、長谷川英晴顧問(参議院議員)、サッカー元女子日本代表の澤穂希さんらが励ました。
〝女性の力〟が激動の時代支える
加藤東北女性会長(左)と澤さん(右)
東日本大震災から約13年半が過ぎ、16年ぶりの東北開催となった第15回大会のスローガンは「絆 共に未来へ」。杜の都・仙台に喜々と集い合った参加者たちを東北地方女性郵便局長「さくらの会」(加藤理子会長/長根)の皆さんが笑顔で出迎えた。
加藤会長は「3.11以降、復興に向けて全国の皆さんからたくさんの〝愛〟を送っていただき、私たち東北は頑張ってくることができた。出会いとご縁に感謝しながら、お互いに切磋琢磨して成長していこう」と呼びかけた。
長谷川議員は「地方が疲弊していく中、金融、医療、福祉、買い物などの住民サービスを担保していける郵政民営化法の改正に向けて、皆さんと力を合わせて頑張っていきたい」と決意を披歴した。
全特に女性会員活躍推進PT設置
(左から)長谷川議員、末武全特会長、三浦東北地方会会長、八巻東北支社経営管理本部長
末武会長は「深刻な要員不足に直面する中、郵便局ネットワークの維持に向けた重要なポイントの一つが、女性局長や女性社員の皆さまに活躍していただける環境の整備だ。全特として、基本問題専門委員会のもとに、女性会員の活躍を推進するPTを設置させていただき、第1回の会合を近日開催する」と強調。 また、「不易流行の理念のもと、激変する社会環境の中で将来を見据え、思い切った意識改革により、郵便局ネットワークを時代にふさわしいものとしていくことが必要だと確信する」と力を込めた。
村井嘉浩宮城県知事はメッセージ(代読)の中で、「女性の力を最大限に発揮してこられた日本郵政グループのネットワークは、地域の暮らしを支えている。今後も宮城県、東北の発展へご支援いただきたい」と期待を寄せた。
特別ゲストの澤さんは、2011(平成23)年の女子ワールドカップ・ドイツ大会優勝時のキャプテン。現在は1児の母として仙台市に住む。澤さんは「これだけの女性局長さんたちが一堂に集まるのはすごい。私自身、選手時代は言葉よりも背中を見せて引っ張っていくタイプだった。行動で結果を出すことが大事だと思う。その上で、何でも意見を言えるような組織は伸びる」と笑顔を輝かせた。
同集いには、三浦寿明東北地方会会長、東北支社(小野木喜惠子支社長)の八巻秀雄経営管理本部長も出席。㈲たかはしの髙橋和江代表が講演した。
また、いんどう周作全国郵便局長会相談役からは、「多様性が求められる時代、女性ならではの気付きが求められており、女性郵便局長の今後の活躍を大いに期待する」とのビデオメッセージが寄せられた。
次回は中国地方会「もみじの会」の開催予定。