〝駅一体〟3局目 「安房勝山駅局」開局

2024.08.14

 関東支社(丸山元彦支社長)とJR東日本千葉支社(土澤壇支社長)は7月16日、内房線安房勝山駅敷地内に旧勝山局を移転し、「安房勝山駅郵便局」(富永雅人局長)として開局。駅窓口業務との一体運営を開始した。

新たな地域活性化の拠点に


 全国3例目となる〝駅一体型局〟は、千葉県内では江見駅局(若月功一局長)に続く2例目で、集配業務も行う。事前に届いた郵頼は約1000通に上った。木造の局舎はぬくもりを醸し、太陽光発電設備も設置。災害時にも対応できる。

災害時対応の太陽光設備も

 同日の開始セレモニーで丸山支社長は「郵便局と駅の一体的運営の新たな一歩」と喜びを見せ、土澤支社長は「安心してご利用いただける拠点に」と期待を寄せた。鋸南町の白石治和町長らが祝福し、千葉県南部地区連絡会の山口義続統括局長(七浦)は「地域振興の一助になれば」と意欲を示した。
 同局では交通系ICカードへのチャージや精算、発車時刻や運賃のご案内などを行う。普通乗車券や定期券の販売業務は行わない。