郵便料金算定に利用者の声を 松本総務大臣

2024.07.23

 松本剛明総務大臣は6月25日の記者会見で、記者団の「6月24日の情報通信審議会郵政政策部会で郵便料金に係る制度の在り方を諮問されたが、どのような議論を期待するか」との質問に対し、「環境が大きく変わって郵便物が継続的に減少するなど、郵便事業の収支が厳しい見通しになっている。日本郵便には、顧客の利便性や質の高いサービスを提供することで利用を増やしていただくことを目指すなど、収益力の向上に、経営する立場から取り組んでいただきたい」と言及した。

郵便事業の安定的な提供を確保

 また、「郵便事業の安定的な提供を将来にわたって確保するという観点から、昨日、審議会に郵便事業を取り巻く経営環境等の変化を踏まえた郵便料金に係る制度の在り方を諮問した。利用者の皆さまの声や、有識者の方々のご意見などを丁寧に伺っていただき、郵便事業を取り巻く経営環境等が変化する中での郵便料金に係る制度の在り方、透明性・適正性のある郵便料金の算定の在り方についての議論をお願いしている」と述べた。