柘植外務副大臣 トンガを訪問

2024.07.03

 柘植芳文外務副大臣は5月3・4の両日、トンガ王国を訪問。3日には、トゥポウトア・ウルカララ・トンガ王国皇太子殿下による御接見を賜り、日・トンガ関係の強化のため、一層協力していくことで一致した。(写真は外務省HPから転載)

フアカヴァメイリク首相と意見交換


 また同日、フアカヴァメイリク首相を表敬。柘植副大臣は、2国間関係の強化や第10回太平洋・島サミット(PALM10)に向けた協力に関するフアカヴァメイリク首相宛ての総理親書を手交しつつ、皇室・王室の長年の交流を基礎に半世紀以上の外交関係を通して良好な関係にあるトンガは、太平洋で結ばれた大切な友人であり、基本的な価値や原則を共有する重要なパートナーであるとした上で、日本が火山の噴火及び津波による被害からの復興に向けた支援及び防災の強化に貢献できることを誇りに思う旨を述べた。
 さらに、柘植副大臣は、本年7月開催予定のPALM10では、日本は「ブルーパシフィック大陸のための2050年戦略」と軌を一にした成果を追求し、気候変動、海洋、自由で開かれた国際秩序等、共通の課題に共に取り組んでいくと意欲を示した。
 フアカヴァメイリク首相は、日本とは皇室・王室の友好関係を基礎に、54年の交流の歴史を通じてとても深い2国間関係を構築してきている旨を述べつつ、日本のこれまでの支援・協力に感謝。人的交流を含めた両国の2国間関係を一層深化させていきたいとの発言があった。
 両者は、幅広い分野でさまざまな協力をしていくことを確認するとともに、PALM10に向けて緊密に協力していくことを確認した。