3年検証、日本郵便立て直しが中心
2024.01.04
郵政民営化委員会の山内弘隆委員長は11月20日の記者会見で、「ある委員から『郵便ポストは一つの財産で、いかに使っていくかが重要。例えばポストの入り口を大きくし、さらに使い勝手の良いものとすることにより、小さな物流をしっかりと取り込めるのではないか』との意見があり、日本郵便から『ゆうパケットポストは売り上げが伸びてきており、郵便ポストがある点が物流業界の中での強みと認識。現在、投入口の大きなポストを実証的に設置する等、投函の利便性向上に取り組んでいるところであり、実証も踏まえて検討してまいりたい』との回答があった」等と説明した。
郵便ポストが物流業界での強み
郵湧新報の「今回の決算の結果を受けて、3年ごとの見直しの意見にどのように反映するのか。これからのビジネスモデルの在り方をどのように転換をするべきか等、感じたことは」との質問に対し、「3年検証については、
もう少し広い長期的視点で検証していくものであると思っている。ただし、今回の決算でも、日本郵便の問題は指摘できるものがあり、3年検証では今後、日本郵便をどう立て直すのかが中心となると思う」と述べた。