デジ田交付金で医療MaaSも 自見地方創生大臣

2023.12.20

 自見はなこ地方創生大臣は12月1日の記者会見で、郵湧新報の「医師でもある自見大臣として地方創生と遠隔医療の関係性について」との質問に対し、「昨年12月、デジタル田園都市国家構想総合戦略に、離島やへき地等で遠隔医療のさらなる活用に向けた基本方針策定や好事例の横展開等の施策を進める旨が盛り込まれた。デジタル田園都市国家構想交付金を活用することで、例えば北海道網走市では医療機器を装備した専用車両が患者宅を訪問し、医師が病院からオンライン診療を行う医療MaaSの導入等、遠隔医療活用のさらなる支援を行っている」と言及した。

へき地での診療機会の確保

 また、「現在、石川県の七尾市で郵便局の空きスペースを活用したオンライン診療の実証実験を行っているが、郵便局でのオンライン診療は医療機関のないへき地での診療機会の確保など、地域医療に貢献するものと大変期待をしている。引き続き、遠隔医療のさらなる活用に向けた取り組みを推進していきたい」と意欲を示した。