日本郵政グループ 2022年3月期第3四半期決算
2022.03.29
日本郵政グループは2月14日、2022(令和4)年3月期第3四半期決算を発表した。グループ連結の経常収益は8兆5129億円(前年同期比2.2%減)、経常利益は7762億円(同9.5%増)。純利益は4034億円(同3.4%増)の減収増益となった。
金融市場の安定を背景に、おおむね順調に推移
昨年11月に上方修正したグループ連結の通期業績予想に対する進捗率は、経常利益9200億円に対し、84.4%、純利益4800億円に対して84・1%。今回、運用環境が好転し、資産運用収益が上振れする見通しが出てきたかんぽ生命も上方修正した。
日本郵政の浅井智範常務執行役は「グループ連結の経営成績は減収ながら増益を確保したが、増益幅は中間期に比べて縮小した。業績予想に対する進捗率は主要3社いずれも高く、グループ全体で8割強の高い水準を維持。おおむね順調に推移している」と語った。