郵便局スペースを活用するオンライン診療 山口県周西地区連絡会 福田信一郎統括局長(徳山櫛浜)

2024.09.05

 下地をつくろうと、さまざまな団体に相談依頼に歩いた。しかし、郵便局でのオンライン診療は制度的に認められていなかったため、当然、医師会も薬剤師会の方針も自治体に委ねられていたため、山口県、周南市や山口市にお願いをして歩いた。

下地づくりの2年、制度改正も好機に

 2020(令和2)年10月(コロナ禍)からオンライン診療の規制緩和があり、実証実験として進めていたところ、石川県七尾市が先にされたところであった。昨年5月18日、厚生労働省の通達で、へき地、離島に限り、郵便局や公民館でオンライン診療が可能になった。
 周南市は藤井市長が医療経験者だったこともあり、「一緒にやっていこう」と市と長沼医師に言っていただけた。制度はさらに緩和され、今年1月から、へき地に限らずどこでもよいとなった。
 ただ、ニーズがあるのはやはり田舎の郵便局。改正も好機となり、薬局関係の方々にも「県や市の意志」に基づき、ご協力いただけることになった。

来賓あいさつに立つ末武全特会長


高瀬局の福谷局長もあいさつ