かんぽ生命株主総会
2024.07.13
6月17日に行われたかんぽ生命第18回定時株主総会で、議長を務めた谷垣邦夫取締役兼代表執行役社長は「一時払終身保険はご好評をいただき、2023(令和5)年度の新契約件数(個人保険)は前年同期比100.1%増加の62万件、新契約年換算保険料(同)は前年同期比77.3%増加の1168億円と大きく増加した。次期中期経営計画期間中に保有契約全体の底打ち反転を目指す。当社の強みである郵便局ネットワークでの対面接点を生かし、リアルとデジタル双方でのお客さま層の維持・拡大につなげていきたい」と強調した。
郵便局での対面の強み生かす
23年度は初の海外提携案件となるKKR、Global Atlanticフィナンシャルグループと戦略的提携を結び、今年5月には大和証券グループと資本業務提携を締結し、さらなる収益向上を目指していく。
株主からの「多様な人材の活用は」との質問には、立花淳専務執行役が「社長との打ち合わせ等の場には若手や女性社員に参加いただく機会もある。より重要な仕事や役割を担っていただくよう取り組みたい」と述べた。
「若いお客さまに訴求する商品の展望は」には、大西徹取締役兼代表執行役副社長が「22年に発売した医療特約『もっとその日からプラス』の商品力は十分あり、学資保険『はじめのかんぽ』は昨年4月に改定し、好評。さらに魅力ある商品の充実に務める」と答えた。
新任を含む取締役11人が選任された。ライブ配信の総視聴数は412回、同時最高視聴者数は287人。来場株主数は99人だった。