マイナ電子証明書発行を郵便局で!
2022.06.13
マイナンバーカードに搭載される「電子証明書の発行・更新手続き」が6月1日、福島県南相馬市の上真野局(伏見陽敬局長)で始まった。郵便局の自治体事務受託として全国で2例目。東北支社(小野木喜惠子支社長)では初となる。
東北支社と南相馬市 全国第2弾
「上真野局における電子証明書関連事務の取扱い開始式」で、南相馬市の常木孝浩副市長は「市は今年度からデジタル推進課を設置し、業務効率化を含めたDXを積極的に推進している。昨年12月に包括連携協定も締結した郵便局は行政サービスの充実や地域課題解決のための重要なパートナー」と門間和夫市長の祝辞を代読した。
南相馬市、デジタル推進課を新設
東北支社、受託を機にさらに地域と
東北支社経営管理本部の金隆幸本部長は「昨年5月から南相馬市様のみまもり訪問サービスを受託し、社員による高齢者の方のみまもり訪問を実施。電子証明書関連事務にとどまらず、申請に係る業務も拡大し、マイナカード普及促進にも貢献させていただきたい」との小野木東北支社長の祝辞を代読した。
同日に電子証明書手続きに訪れた市内に在住する20代の八木沼賢悟さんは「自宅からは市役所の方が遠いが混んでいるため、郵便局の方がスムーズにできそうと思って来ました」と笑みを見せていた。
金本部長は終了後立ち合い会見で、「事務受託を契機に、足を運んでいただける機会が増えれば『お困り事があればお手伝いしますよ』お声掛けや接点が増える意味でも感謝したい」と強調した。
式典には、東北支社の尾形信寛地方創生担当部長、福島県東部地区連絡会の髙橋圭二統括局長(鹿島)、伏見陽敬局長(上真野)、渡辺俊英局長(原町)、波多野純一南相馬部会長(原町本町)、中川庄一市議会議長らが出席した。