沖縄復帰50周年記念施策を発表
沖縄支社(久田雅嗣支社長)は4月26日、沖縄復帰50周年記念施策として、全局での「わったー島の郵便局写真展」、沖縄県立博物館・美術館での「琉球切手展」等を発表した。沖縄風の「ぽすくま」「ぽすじゃむ」の新デザインも公表された。
〝うちなーんちゅ(沖縄県民)の幸せ〟を支援
沖縄県の「おきなわSDGsパートナー」である沖縄支社は本年、「沖縄郵政ビジョン2022」を掲げ、〝うちなーんちゅ(沖縄県民)の幸せ〟を支援する各種施策を自治体や企業等と連携し、社員一丸となって進めてきた。
沖縄復帰50周年記念施策の「わったー島の郵便局写真展」は、県内全175局と簡易局24局(任意参加)で5月13日以降から6月30日まで開催する。1972(昭和47)年の本土復帰当時から現在に至るまでの局周辺の変遷を、地域住民や自治会、各自治体等から写真などを提供いただいて展示。風景印や地域のお薦めスポット等も紹介する。
全局で写真展、「琉球切手展」も
「琉球切手展」では、アメリカ統治下時代に琉球政府の郵便局で発行された246種類の切手を展示。最も古い1948年7月1日発行の5銭切手から、72年4月20日発行の5㌣切手まで、日本郵便が保有する全ての琉球切手を沖縄県立博物館・美術館で初公開する(8月16日~21日)。
期間中、トークショーや講演会、ラジオの公開放送、小学生の絵手紙教室などを開催するほか、〝郵便局写真展〟をパネルにまとめて展示する(入場無料)。
5月13日からは、沖縄の伝統的な染色技法の紅型をイメージした特殊切手「沖縄復帰 50 周年」を販売する。
久田支社長「時代変わっても使命は変わらず」
久田支社長は「沖縄復帰以前は『琉球郵政』だったが、その当時から地域の皆さまに郵便、貯金、保険のサービスを提供してきた。それは50年たっても変わらず、これからも地域に寄り添い、県民の皆さまのためにサービスを提供していく。これは我々の使命であり、誇りを持ってやらせていただいている。時代が変わっても、変わってはいけないものだ」と強調した。
沖縄風の「ぽすくま」「ぽすじゃむ」について、デザインを担当した本社切手・葉書室の中丸ひとみ専門役は、リモートで会見に参加し、「ぽすくまデビュー10周年の年に、初めて郵便屋さん以外のかわいいデザインとなった。ぜひPR等に使っていただきたい」と喜びを見せた。
会見には、同支社の金城努経営管理本部長、ゆうちょ銀行沖縄エリア本部の岡田信夫推進役、かんぽ生命沖縄エリア本部の野村靖本部長が出席した。