郵便局×鉄道 共創各地で

2021.12.27

 郵便局と鉄道各社との〝共創〟が各地で展開されている。九州支社(豊田康光支社長)と平成筑豊鉄道(河合賢一社長)は11月27日、福岡県金田駅前で「地域活性化協定」を締結した。沿線地域のにぎわい創出に向けて、今後、協力を深めていく。

九州支社、平成筑豊鉄道と協定

 同鉄道のオリジナルフレーム切手の販売も始まり、12月3日には列車をイメージした特殊ポストが小竹町役場前に設置された。
 27日の締結式で豊田支社長は「これまで、『ことこと列車2周年イベント』への協力や、駅周辺の清掃活動など交流を重ねてきた。郵便局ネットワークを生かして、より一層地域の活性化に取り組んでいきたい」と決意を表した。
 日本郵便の郵政事業有識者懇談会委員を務める河合社長は「郵便局と手を携え、面白いこと、子どもたちに喜んでいただけることを推進したい。今後、郵便を出す人が増え、列車に乗る人が増えることを楽しみに、共に努力していきたい」と期待を寄せた。
 日本郵便はJR東日本と連携し、11月から同社が提供するテレワーク用個室ブースを東京・新宿局などで開業するなど、〝共創〟関係を深めている。