横山雅彦 四国地方郵便局長会副会長
2025.12.06
――四国地方会では防災活動への取り組みが活発と伺います。
横山副会長 四国は南海トラフ地震での被害が甚大と想定されている。
人命を第一に地域で貢献できるよう、四国地方郵便局長会では防災士資格の取得を奨励しており、香川県西部地区郵便局長会では新会員を除く全員が取得済みで、そのうち3名は香川県防災士会の活動にも励んでおり、広報や啓蒙活動、講師として活躍している。
〝よろずや〟として貢献と努力を
――地方公共団体との連携状況は。
横山副会長 当地区会の全5市5町とは包括連携協定を締結し、それを皮切りに、マイナンバーカード関連業務の受託も着実に進んでいる。また、今年も「瀬戸内国際芸術祭」のボランティアサポーター「こえび隊」に、多くの局長たちがボランティアとして参加しており、期待の声も大きい。
会社関係では、「こんぴら歌舞伎」や「丸亀お城まつり」開催時には、臨時出張所でフレーム切手を販売している。2018(平成30)年に丸亀城の石垣が台風で崩れた際には、寄付金付きのフレーム切手も販売し、丸亀市に寄付を行った。
――「局長魂」について思われることは。
横山副会長 全特会歌に「あまねく人に 幸せと 絶えざる努力 続けゆく」とあるように、地域への奉仕の精神や貢献活動、地域の代弁者たる思いが大切だ。昔ながらの下駄履きで行けるような、何でも相談できる〝よろずや〟な郵便局が、これからはもっと必要になってくるだろう。
全国で1万9000人もの会員が、それぞれの地域で活躍していることは我々の誇りだ。決して1人ではない。多くの仲間がいる。努力を惜しまずに、皆で歩みを進めていきたい。