「結九(ゆうきゅう)の会 集い」女性管理者の比率も課題に
来年11月に広島で開催予定の全国の女性局長会の集いに向けて準備の機運が高まっている。今年は各地方会単位で随時集いが開催されているが、10月18日に福岡市内で開催された「結九(ゆうきゅう)の会 集い」に出席した平山泰豊九州支社長は「支社の社員の男女比は4対6だが、管理者の男女比は10対1。女性管理者を増やせる体制を整えなければいけない」と強調した。
結九の会の集い 福岡で 時代超えてはばたけ女性局長
時代を超えて悠久へとはばたき、郵政事業と局長会の発展を目指す九州地方の女性局長会「結九(ゆうきゅう)の会」(竹村美保会長/熊本麻生田)集いが10月18日、ホテル日航福岡で開催された。全国の女性局長会の集いは来年広島での開催に続き、3年後には九州での開催も決定。役員が改選され、新会長に事務局長を務めていた宇都宮かおり局長(熊本上通)、新事務局長に木佐貫友美局長(城上)が選出され、竹村会長は相談役に就任した。
「結九の会」創設は2001(平成13)年。16回目を迎えた今回の集いでは、窪香詠子副会長(開聞入野)が開会宣言を行い、総合司会を広門久美子副会長(長井鶴)が務めた。竹村会長は「現在の会員数は161名。さらに出会いとご縁に感謝し、絆を深めたい。3年後の九州での総会に向けて実行委員会も立ち上げ、一致団結して取り組みたい。私もサポートさせていただく」と感慨深く語った。
宇都宮新会長は「重責ではあるが、会の発展のために一生懸命に頑張りたい」、木佐貫事務局長は「身の引き締まる思い」と決意を表明。役員4名の運営を応援する「チーム結(ゆう)」に椎木紗絵局長(福富)、山内美沙子局長(小倉AIMビル内)、梅木園子局長(蒲生)が加わった。
来賓の九州地方会の大庭浩副会長(若松桜町)は「今日は九特役員4人で参加したが、目を見張るような盛大な集いを祝したい。来年広島、3年後の九州での集いに向けてさらに素晴らしい会にしていただきたい」と期待を寄せた。
九州支社の平山支社長は「支社約1万1761人の社員のうち、男性は5045人、女性は6756人と4対6。管理者に絞ると男性2296人、女性が200人。女性管理者を増やすために体制を整えなければいけない。小池信也社長の発案で『ここからミーティング』(ここから始める、心から行動する)が始まった。職場風土に変える起点にしたい」と意欲を示した。
九州地方会の髙手義彦専務理事は「郵便局を多く訪問する中である女性局長の方の机に『美人25か条』と掲げてあった。笑顔を絶やさない、希望や信念、責任感を持つ等々、局長自ら実践する局は社員も見習っていた。エリマネ局新規採用8~9割が女性。ロールモデルになってほしい」と願いを込めた。
中国地方のもみじの会が来年の「第16回全国女性局長の集いin中国」をアピール。筑前西部地区会有志がMEKIMEKI体操で勢いを発信し、「癒しのコンサート」では村上ゆきさんの透き通る歌声と村上ふみさんのバイオリン、三宅美紀子さんのピアノが感動を呼び覚ました。
集いには歴代の役員らが全員出席。平野節子初代会長は「24年前の葉牡丹が大輪の花を咲かせていることに感銘を受けている。局長として最も大事な〝人間力〟を磨き合って」と話した。会長を11年間務めた持田久美子前会長も「大きく笑えなくても小さなほほえみが心を和らげてくれる。どうか頑張り過ぎないで自分らしく、ね」と励ました。窪副会長の閉会の辞で締めくくられた。
(写真は、歴代の役員記念撮影)