交付金177億円増、ユニバ維持を　村上総務大臣

　村上誠一郎総務大臣は１月24日の記者会見で、記者団の「23日から提供を開始した文字表示電話サービス『ヨメテル』の周知にどう取り組むか」との質問に対し、「ヨメテルは中途失聴者や高齢者を含め、聴覚等に障がいのある方々の円滑なコミュニケーションを進める観点から大変意義のあるサービス。関係省庁等に周知の依頼を行っている」と述べた。

郵便局ネットワークの利用実態を適切に反映

　郵湧新報の「郵便局ネットワークを支える仕組みである交付金・拠出金制度について、2025（令和７）年度の交付金額等が認可されたが、ユニバーサルサービスの維持に向けた見解を」には、「郵便物数の減少など、郵政事業を取り巻く環境が変化する中でユニバーサルサービスをどう維持していくかは、我々としても非常に難しい課題であり、不断の検討が必要。交付金額等については郵便の利用減少など、郵便局ネットワークの利用実態を適切に反映する形で算定された結果、昨年度より約177億円の増加となっている。郵便局ネットワークの維持に向けた交付金・拠出金制度の適切な運用などを通じて、郵便局のユニバーサルサービスが確保されるよう取り組んでいきたい」と意欲を示した。