ミツバチの巣箱作りに笑顔
2024.02.08
ふるさと岡山の里山保全をと、ニホンミツバチの養蜂に取り組んでいる備前西地区会(野村和正会長/岡山津島)は12月16日、局長たちの自宅や郵便局、合計9か所で行っているニホンミツバチの養蜂の経験を生かし、「人と科学の未来館サイピア」と共同でミツバチの巣箱作り体験会を開催。中学生以下の子どもと保護者ら9組が参加した。
岡山・備前西地区が体験会
環境保護や生き物との共存について考えてもらおうと初めて企画されたもの。講師は同地区会の局長が行い、参加者にニホンミツバチと西洋ミツバチの違いや、女王バチと働きバチ、雄バチの生態について説明した後、参加者自ら電動工具を使って木の板を組み立てたり、ノミで入り口部分を削ったりして巣箱を完成させた。
巣箱は各自が持ち帰り、巣箱の入り口方向にあたる南東方向が開けていて、 四季を通じ
て強風にさらされず、かつ直射日光が当たらないなど適切な場所に設置して、 誘引液などを使い日本ミツバチがやってくるのを楽しみに待つことになる。
参加者からは、「ノミを使うのは難しかったけど楽しかった。 頑張って作ったのでミツバチにすんでもらいたい」 と笑顔。 会社員の父親は、「蜂蜜が採れるまでの長い月日を通して、 自然のありがたさを感じてほしい」と話した。 ある母親は「採蜜する時にはお手伝いに来てほしい」 と養蜂の成功を想像していた。
備前西地区会は、海と山の文化と、それらが交わる都市部を有している地の利を最大限生かせるよう、引き続き、さまざまな取り組みを積極的に地区会挙げて行いたいと願っている。