インタビュー 北陸地方会 宇野憲二会長

2023.05.05

 12地方会は3月に各地で総会を開催し、新たな息吹のもとで出発した。新任となった北陸の宇野憲二会長(三方)に抱負を伺った。

中長期的な視点で〝宝の人材〟育成

 北陸地方会は富山・石川・福井3県で8地区会と小規模なため、相互理解や共通認識が極めて良好だ。各地区の役員会や部会にできるだけ足を運んで会員の声に耳を傾け、さらに風通しを良くしていきたい。
 北陸では94%の市町村と包括連携協定を締結した。福井県敦賀市やあわら市とは、来春の北陸新幹線の敦賀開業に向けたPR施策を共同で推進し、石川県では県内の全局長が県から「移住・定住サポーター」を委嘱されている。富山県では魚津市職員を対象に全国初となる資産運用セミナーを実施するなど、各自治体との関係も非常に良い。
 郵便局の存在価値を高めるため、各局長の特技や知識を生かしつつ、地道に信頼を得ていくことが大切だ。また、郵政事業の継承に向け、新一般職の処遇改善と地域基幹職への登用枠拡大が必要だと思う。中長期的な視点で〝宝の人材〟を育てていくことが肝要だ。