新春所感 ゆうちょ銀行 池田憲人社長
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
新型コロナウイルス感染症により影響を受けられた皆さま、昨年発生した大雨等の災害により被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げる。
お客さま、地域社会と共に歩む
ポストコロナの将来を見据え、デジタル・トランスフォーメーション(DX)、気候変動問題・カーボンニュートラルへの対応など、銀行業界を取り巻く環境が急速に変化していることを感じている。
昨年は、日本郵政グループ創業150年という大きな節目の年だった。この大変重要な年に、新たな中期経営計画(2021~25年度)を公表した。
「信頼を深め、金融革新に挑戦」というテーマ・キャッチフレーズの下、具体的な経営戦略として「5つの重点戦略」を策定し、ビジネスモデルの変革と事業のサステナビリティ強化、そして、我が国における当行のステータスの確立を目指していく。
本年は、郵便局、ゆうちょ銀行をご利用のお客さまへ新たにご提供するサービスとして、「ゆうちょ通帳アプリ」に順次、バンキング機能を追加していく。
これにより、「Yucho in Hand(ゆうちょインハンド)」という、スマートフォンでゆうちょ銀行の機能を便利にご利用いただけるほか、本年夏頃には「家計簿・家計相談アプリ」を新たに構築することで、郵政グループを含む金融・非金融領域のサービスと連携できるようにしたいと考えている。
将来を見据え、地域の金融プラットフォームをはじめ、進化するニーズに柔軟にお応えできるよう、各種サービスの基盤づくりを進めていく。
ゆうちょ銀行は日本郵政グループの一員として、グループのネットワークをより一層活性化させ、お客さまや地域社会と共に歩んでいく。
新しい年も皆さまにとって幸多き一年となりますよう、また、日本郵政グループにとってもよりよい年となるよう祈念して、私からのご挨拶とさせていただく。