インタビュー 東海地方郵便局長会 林謙司専務理事

2024.12.04

 各地方郵便局長会の運営を水面下で支える専務理事。本年、全国郵便局長会通常総会の開催を担当した東海地方郵便局長会の林謙司専務理事に、お話を伺った。

歴史を継承し〝人を大切に〟

 ――全特名古屋総会に込められた思いは。
 林専務 関係する方々のご協力により、全国から1万人の会員の皆さまに参加していただいた名古屋市での全特通常総会(全特名古屋総会)を無事開催できたことに改めて御礼申し上げたい。
 〝記憶に残る全特総会に〟と、東海地方郵便局長会(東特)全24地区郵便局長会から、実行委員として約340人、傍聴者として約1000人を集め、約70%の会員が携わり、東特の団結力が一層強まる機会となった。

 ――郵便局の将来像についてのご見解を。
 林専務 東特会館の会長室には歴代の東特会長の写真が飾られている。現・勝又一明会長は第21代目となる。連綿と続く歴史の重みを感じる。「礎」に「不易流行」とあるように、時代の変遷に従って、改めるべきは改め、守るべきは守ることが大切だ。
 日本郵政グループのブランドは何かといえば、国の機関だった時代から地域に根差してきた郵便局だ。民営化以前から言われている「あなたの街の郵便局」は、まさに我々の目指すべきもの。国民共有の財産である地域の郵便局を残していかなくてはと強く思う。

 ――人材育成への思いや、ご信条を。
 林専務 東特では、10の専門委員会と二つのPTを設置し、年2回以上、対面で開催している。人材育成の基本は〝フェース・トゥー・フェース〟。顔を合わせて人間関係を深め、互いに刺激を受けて成長することが重要だ。
 私自身、郵便局や支社で労務や人事関係など、人に関わる仕事を長く担当し、〝人を大切に〟と心がけてきた。出会いやご縁は人生の財産との思いで今後も取り組んでいきたい。