ゆうちょ×三井物産 中小後押し

2025.03.04

 ゆうちょ銀行は1月27日、三井物産(堀健一社長)と共同で中小企業などの成長を後押しする100億円規模のファンドの設立を発表した。法人ビジネス「Σビジネス」の一環。同行子会社のゆうちょキャピタルパートナーズ(水上圭社長)と三井物産企業投資㈱(後藤伸之社長)が共同設立したMY合同会社が組成し運営する。(写真左から、水上社長、青野執行役、千歳部長、後藤社長)

人材連携や郵便局と地域活性化も視野

 地方の中堅・中小企業などを中心に、両社グループが連携してプライベートエクイティ投資を実施する。人材育成での連携も視野に入れ、三井物産の国内拠点にゆうちょ社員が出向し、仕入れ・販売先の開拓手法を学ぶことなどが想定される。
 ゆうちょ銀行の青野憲嗣執行役は「Σビジネスの理念として、将来的には約2万4000郵便局の方々と一緒に地域の活性化につながることができればと考えている」と意欲を示した。