中山間地〝ぽすちょこ便〟活用広げて 自見地方創生大臣

2024.09.26

 自見はなこ地方創生大臣は8月27日の記者会見で、郵湧新報の「先般、奈良県月ヶ瀬地区の買い物支援サービスとして、日本郵便の『ぽすちょこ便』の仕組みを視察された感想を」との質問に対し、「月ヶ瀬地区では、都市部から離れた地域での共助型買い物サービス『おたがいマーケット』を内閣府の地方創生人材支援制度を活用し、日本郵政から市への出向者を中心に官民共創で行っている。郵便局車両の空きスペースを往復で有効活用するぽすちょこ便に載せて、市街地の郵便局からレストランや地域の憩いの場に届け、オンラインで買い物をされた方が取りに行く。郵便局長の方がレストランを歩いて回られた話も伺った。地域内で必要な役割分担を見極めた上で、郵便局を地域の重要な〝インフラ拠点〟として組み立てていただいた仕組み」と強調した。

他自治体から問い合わせ相次ぐ

 また、「他自治体から問い合わせが相次いでいるとも聞く。中山間地域の買い物支援が、郵便局を一つの拠点として広がっていけば、ありがたい。郵便局のオンライン診療とも必要な地域が重なるので、併せて展開いただけたらと思う」と期待を寄せた。