日本郵政グループ 2023(令和5)年3月期第1四半期決算
2022.09.08
日本郵政グループは8月10日、2023(令和5)年3月期第1四半期決算を発表した。グループ連結の経常収益は2兆7182億円(前年同期比5.1%減)。経常利益は1625億円(同43.6%減)、純利益は1185億円(同25.8%減)となった。
前年同期比で減収減益
厳しい競争環境下で、日本郵便の荷物の取り扱い数量が減少したことや、かんぽ生命において新型コロナウィルス感染症に対する保険金支払いの増加および保有契約の減少等に伴い保険関係損益が減少したことが影響した。
なお、グループ連結ベースの通期業績予想(純利益4000億円)に対する進捗率は29.6%を達成した。
日本郵便の荷物は競争下の中、減少幅は前年同期に比べて半減したものの、減少が継続。ゆうちょ銀行の投資信託は販売件数127万9000件(同26.3%増)、販売額は641億円(同41.5%増)と勢いづいてきた。
かんぽ生命の新型コロナ感染症の保険金支払い増や保有契約減による基礎利益減少がグループ全体に影響を及ぼしたが、商品性の高い新商品は一定程度の成果も見られた。