郵便局にマイナ申請支援　石川県小松市

　マイナンバーカードの申請を郵便局員がサポートするサービスが、石川県小松市内10局で２月から実施されている。自治体との委託契約は全国初。申請方法が分からない高齢者らが身近な郵便局で気軽に申し込めると評判で、申請者数が加速度的に伸びている。

自治体初の委託契約、申込者数が急増

　マイナンバーカード申請支援のため、各局には市からカメラやプリンターが貸与されている。小松市民であれば予約なしで申請書の説明を受けられ、顔写真撮影、申請書送付も全て無料。申請書は郵便局が市役所へ提出し、１～２カ月後に市役所で本人がカードを受け取る。利用者からは「意外と簡単だった」と好評だ。
　石川県加賀南部地区連絡会（新谷真志統括局長／川北）の北野泰右副統括局長（小松今江）は「局内にご案内を掲示し、市の広報でも周知されていたので、約１カ月半で20人ほどの申請があった。今後、健康保険証としての利用やマイナポイントの締め切り（９月末）もあるので、ますます利用者が増えると思う。住民サービスのお手伝いができることは大変にありがたい」と語る。