第55回近畿女性局長会総会
近畿女性郵便局長会(そよかぜ会=上島絵里会長/西成千本北)の第55回総会が8月23日、阪神・淡路大震災から30年の節目に神戸市内で開催され、約150名が参加。来賓の小池信也日本郵便社長は「いこう」と期待を寄せた。三苫倫理近畿支社長、織田恭平近畿地方郵便局長会会長(竹野/全特理事)らが祝福し、神戸市長田区で震災復興に尽力した商店街元理事長で茶販売店「味萬」店主の伊東正和さんが特別講演を行った。
次世代に郵便局の価値をつなごう
上島近畿女性局長会会長
局長で書家だった父は「数字を追うな 笑顔の数を追え」という書を遺してくれた。郵政事業の課題が山積する今こそ、お客さま一人一人に寄り添い、お役に立って笑顔になっていただき、愛される郵便局をつくっていきたい。「そよかぜ会」の皆さまと共に、人と人のつながりを大切にし、郵政事業の発展に努めていきたい。
小池日本郵便社長
次期中期経営計画の議論をしているが、日本郵政の根岸一行社長の方針で15年後の社会の在りようを想定し、そこに向けて何をすべきかと検討を進めている。とりわけ、窓口は女性社員の皆さんが増えている中、どう育てていくか。それには女性局長の力を存分に発揮していただくことが大変重要。次に続く若い人たちに皆さまの経験を伝え、相談にも乗っていただきたい。
日々さまざまな思いで仕事をされ、ご苦労も多いと思う。女性局長の方々が団結して、次の世代に郵便局が提供できるサービスの価値をつないでいただきたい。お客さまに喜んでいただき、社員の皆さんが生き生きと、元気に楽しく仕事ができるような会社を実現していきたい。
三苫近畿支社長
日本郵便が目指す「ダイバーシティ経営」は、さまざまなバックグラウンドを有する人材を受け入れ、一人一人の多様性を尊重し、持続的成長を実現していくもの。女性社員の多くの方が上位役職、管理者に就いていただきたいと強く思う。管理者の経験ができるようなキャリアアップ体験について、本社・支社でも検討している。
織田近畿地方会会長
郵政民営化法の見直しが求められる中、地域の声を国政に届ける役割を担う政治の力が改めて重要になっている。過日の参議院選挙では、いんどう周作全特相談役が初当選を果たされ、期待は大きい。
私たち自身も、地域の局長として責任を果たしてまいりたい。皆さんが局長という要職に就かれ、リーダーシップを発揮されていることは、地域の未来を形づくる力そのものであり、郵政事業のさらなる発展につながるものと確信する。
新会員の皆さん