インタビュー 竹澤朝之関東地方会副会長(埼玉県東部地区会会長/春日部小渕)
関東地方会(黒岩伸一会長/草津)の竹澤朝之副会長(埼玉県東部地区会/春日部小渕)の思いは、地域に役立つ郵便局になる法改正と地方公共団体等との共創の実現だ。
地域ニーズに応える郵便局づくり
――新任の抱負をお願いいたします。
竹澤副会長 後継者育成も、地域貢献・地方創生も、各地域の特性に合わせた取り組みが大事だと思う。関東地方会では、県連の活動を活発化させて2年目となる。情報を共有し、地区会同士の交流等も行っている。
郵政事業が150年以上続いているのは、先輩方からの財産を受け継いできたからこそ。後継の人たちにバトンを託す一助となっていきたい。
――防災の取り組みや局舎の活用は。
竹澤副会長 5年前の台風では千葉県南部地域などが大きな被害に遭ったが、その際に連絡・応援体制の課題が浮き彫りになった。そこで、どこの地域が被災したらどの地区会が応援するのか、被災規模に応じた「防災連絡体制」が作成された。防災士資格を生かせるよう「フォローアップ研修」も実施している。
自治体からも要望をいただいている、局の防災備品の備蓄も会社に働きかけていきたい。郵便局に防災備品があると知るだけでも住民の方々の安心感は大きい。
また、単マネ局や元集配局の空きスペースをサークル活動などで使わせてほしいとの声も多い。地域のニーズに応える郵便局として有効活用を図っていけば、局の存在価値はさらに高まっていくと思う。
――地域貢献の思いをお聞かせください。
竹澤副会長 地域貢献のために何をしたらよいかと悩む前に、例えば、地元の自治会等の清掃活動を誰よりも一生懸命に頑張ることだ。その姿は必ず誰かが見ている。
松下幸之助氏がよく言われていた「実るほど頭を垂れる稲穂かな」との言葉のように、謙虚に、地道に地域貢献を積み重ねていけば、郵便局はかけがえのない信頼の拠点と輝いていく。