新春所感 かんぽ生命 千田哲也社長
あけましておめでとうございます。新型コロナ感染症の影響を受けられた皆さまには心よりお見舞い申し上げる。当社は保険金の確実かつスムーズなお支払いをはじめ、地域密着の郵便局ネットワークを通じた保険サービスの提供や、「人生100年時代」の社会課題解決への貢献が存在意義であり、果たすべき社会的使命だ。
養育ニーズに応える保険サービスも
2022(令和4)年度から「新しいかんぽ営業体制」を構築し、日本郵便からコンサルタントなど約1万3000人の社員を新たにお迎えした。お客さまとの接点が厚いコンサルタントは、高い専門性と機動力を生かした生命保険のプロフェッショナルとして、お客さま一人一人へのご提案とアフターフォローに携わってくださっている。第一線の社員が加わったことが、会社全体の意識改革につながった。
「事業基盤の強化」に欠かせない商品開発は、昨年4月に新医療特約「もっとその日からプラス」を発売し、10月には、ご加入保険が満期を迎えた際の保障継続ニーズにお応えするため、契約更新精度の取り扱いを開始した。
さらに本年4月からは、青壮年層のお客さまを中心とした養育ニーズにお応えするため、あらゆる世代のお客さまニーズにお応えできる保険サービスを充実させていきたい。
また、DXを推進しながらお客さま体験価値(CX)を最優先するビジネスモデルへの転換として、ご請求手続きの簡素化や、新規契約申込時におけるカスタマーセンターによるオンライン同席の開始など、その場で完結する手続きの提供を通じて、お客さまの利便性を高めていく。DXの推進はバックオフィス業務の効率化にもつながる。業務の効率化により得られた人的資本を、お客さま満足度の向上とお客さま基盤の拡大につなげていきたい。
時代や地域の変化に応じたお客さまの声にしっかりと耳を傾け、「かんぽらしさ」を発揮し、お客さまに寄り添いながらご満足やご安心をお届けし、「かんぽ生命が必要」と広く感じていただける会社を本年も目指していく。