インタビュー 髙手義彦 九州地方郵便局長会専務理事

2025.01.24

 九州地方郵便局長会の髙手義彦専務理事は直接対話を大切に、局長会の根をしっかりと支えている。

現場の会員第一に結束強く

 ――九州地方会で注力されてきたことは。
 髙手専務 専務理事として3年目を迎えたが、まず取り組んだのは局長の欠員解消。当時は52局もあった。
 欠員の多い地区会を重点地区会とし、どう解決すべきか協議を重ねた。支社の協力も得て、昨年12月1日時点で欠員は29局と減ってきた。また、不祥事の根絶にも取り組んできた。
 さらに、宮下民也九州地方会会長(全特副会長)の発案で、全208部会と九特役員との意見交換会を2年間かけて実施した。大変好評で来年度も継続予定。役員にとっても大変勉強になる。

 ――九州は離島が多いなか、局長の皆さんが奮闘されています。
 髙手専務 離島は一層の人員不足や台風被害など困難も多い。金融機関や店舗が撤退するなか、郵便局は絶対に残さなければいけないし、そのためには局長の配置が重要。
 局での行政事務受託やコンビニ的な物販など〝郵便局に行けば何とかなる〟となれば、存在価値がますます高まる。

 ――ご信条をお聞かせください。
 髙手専務 机上論ではなく、とにかく現場に足を運ぼうと、支社にいた頃は離島も含めて年に100局以上訪問してきた。現場の方々から話を伺い、時には不平・不満も直接聞くことで課題解決につながる。その思いは今も同じ。
 九州地方会は宮下会長のもと、非常に結束力がある。局長さん方に気持ち良く仕事をしてもらうことが事務局の役目。現場第一に、今後も取り組む決意だ。