かんぽ生命「医療保障充実の新商品」来春いよいよ

2021.12.17

 かんぽ生命は2022(令和4)年4月から、人生100年時代に「医療保障の充実」という社会ニーズに応じた「医療特約の新商品」を発売する。

〝人生100年時代〟のニーズに応え 「届出制」後初

 保険料を安く、かつ手厚い保障内容の商品性は、日本郵政のかんぽ生命株式の持ち分が50%以下になったため、政府による商品・サービスが認可制から「届出制」に移行されたことで早期に実現。かんぽ生命は11月10日、郵政民営化法に基づき、販売開始を監督官庁の金融庁と総務省に届け出た。
 新商品の主な特徴は、①これまで、例えば入院保険日額5000円給付のためには、死亡保障333万円で加入することを要したが、新商品は死亡保障100万円の基本契約で加入でき、入院保険日額5000円を受け取れる②死亡保険金額を抑えることで、「低廉な保険料」で医療保障が充実③これまで入院初期に入院日額5倍の入院一時金が支払われたが、5倍が20倍に跳ね上がり、「短期入院でも手厚い保障」――などとなる。長期入院の場合、入院一時金を30日ごと最大5回まで受け取れる。